インプラントが
不安な方へ
Implant Anxiety
インプラントを迷っている方へ
Confused
歯を失ったままにすると、充分に噛めないので食べ物のおいしさを味わいにくく、食事を楽しむことが難しくなります。発音がしにくい場合には、人との会話を避けてしまうこともあるでしょう。生活の質や豊かさを保つためには、「きちんと噛める」状態にすることが何より大切です。
インプラントでなくても、入れ歯やブリッジで失った歯の機能や見た目を補うことはできます。しかし、入れ歯では見た目や噛み心地において不満を感じやすく、ブリッジは周囲の歯を削る必要があるため、生活面・健康面においてより良い選択とは言いきれません。
インプラント埋入治療なら、噛み心地も見た目もより快適な状態を手に入れることが可能です。生活の質を追求するなら、インプラント埋入治療をぜひ検討してみてください。
インプラントが不安な方へ
Worried
麻酔について
インプラントの手術による痛みに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、インプラントの手術は局所麻酔をしてから行なうため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。どうしても手術や痛みへの不安が強いという場合は、ウトウトと眠ったような状態で手術を受けられる「静脈内鎮静法」を行なうことも可能です。その場合は、麻酔医が全身状態を管理し、安全性に配慮したうえで提供します。
手術後の万全のアフターフォロー
手術中はほとんど痛みがないものの、麻酔が切れた後に痛みを感じる方もいらっしゃいます。痛みは1週間も経てばおさまることが多いですが、当院では手術後の痛みのほか、出血などの万が一のトラブルにも対応できる体制を整えています。手術を受けた患者さまからのご連絡は24時間受け入れており、スムーズに対応しますので安心しておまかせください。
綿密なカウンセリングと徹底した検査・診断
患者さまの安心のためにとくに力を入れているのは、治療前のカウンセリングです。ご要望などを丁寧に伺い、治療に関して充分なご説明を行ないます。また、当院では歯科用CTなどの先端的な機器を使用して徹底的に検査しているため、より的確な診断が可能です。患者さまのお口の状態や治療内容については、できるだけわかりやすい言葉でご説明し、必ず納得いただいてから治療を開始しますので、安心してご相談ください。
25年以上にわたる多様なインプラント実績
当院のインプラント埋入治療は、口腔外科に精通し、インプラントに関しても25年以上にわたる多様な実績をもつ歯科医師が責任をもって担当します。「日本口腔インプラント学会」「日本顎顔面インプラント学会」にも所属し、常に研鑽を積んでいる歯科医師なので、患者さまにとってより良い治療をご提供することが可能です。インプラント埋入治療をあきらめていた方も一度ご相談ください。
骨が足りない方の治療
Bone
さまざまな理由で顎骨がやせていると、インプラントを埋め込んでもしっかりと固定することができません。しかし、以下のような骨を増やす処置を行なうことでインプラントを固定できるようになります。
サイナスリフト
上顎の骨量を広範囲に増やす処置です。鼻の横には上顎洞とよばれる空洞が存在するため、上顎の骨量が少ないと、インプラントが上顎洞を突き破ってしまって固定ができません。サイナスリフトでは、上顎の側面の骨に四角または楕円状の穴をあけ、そこから上顎洞の粘膜を押し上げて患者さまご自身の骨や骨補填材を詰めることで骨量を増やします。
ソケットリフト
サイナスリフトと同じく上顎の骨量を増やす処置です。上顎のインプラントを埋め込む予定の位置から骨に穴をあけ、専用の機器で上顎洞の粘膜を垂直的に押し上げたら骨補填材などを詰めて骨量を増やします。ソケットリフトのほうがサイナスリフトより体への負担が小さく、骨を増やす量がそれほど多くないケースに適しています。
ソケットプリザベーション
抜歯した後に顎骨が痩せるのを防ぐ処置です。抜歯でできた穴に骨補填材などを詰め、骨を再生させることで骨の厚みや高さを保ちます。抜歯でできた穴をそのまま放置すると骨は少しずつ痩せてしまいますが、この処置を行なうと骨の再生を促すだけでなく骨が痩せるのを防ぎ、インプラントを埋め込んでもしっかりと固定することが可能です。
GBR
顎骨の厚みを増やす処置です。骨の厚みが足りず、インプラントを埋め込むとインプラントの一部が骨から露出してしまうような場合に行ないます。骨の厚みが足りない部分の歯肉を切開し、人工骨や骨補填材を詰めた後にメンブレンという膜で覆って歯肉を縫合すると、歯肉が侵食するのを防ぎつつ骨の再生を促せます。
- インプラントによる治療にともなう一般的なリスク・副作用
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- 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
- 高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
- 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
- 手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
- 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
- 手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
- インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
- 毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
- 麻酔薬の使用にともなう一般的なリスク・副作用
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- インプラントによる治療などの自費診療(保険適用外)で笑気吸入鎮静法を行なう場合は自費診療となり、保険診療よりも高額になります。保険診療となった場合も、高額になることがあります。これらの麻酔法を保険診療で行なうには治療内容など条件がありますので、詳細は歯科医師にご確認ください。
- 静脈内鎮静法の実施により、薬剤による影響や全身疾患との関連から重篤な副作用を引き起こすことがあります。持病のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
- 麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
- 麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
- アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。
- 骨造成にともなう一般的なリスク・副作用
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- 機能性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 外科手術が必要となります。
- 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
- 治療後、骨がしっかりと作られるまで3~6ヵ月の治癒期間が必要です。
- 歯周病の方、心疾患や骨粗鬆症など内科的な疾患のある方は、骨造成治療が適さないことがあります。
- 口腔内の衛生状態の悪い方、顎骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、すぐに治療できないことがあります。
- 日常的に服薬しているお薬などが治療に影響することがあります。
- サイナスリフト・ソケットリフトの処置にあたり、上顎洞膜が破れる可能性があります。その場合、手術後に抗生剤を服用して感染を予防し、膜が自然に治癒するまで待ちます。
- 体の状態や細菌感染により、骨補填材と骨とが結合しない場合があります。この場合、原因を取り除き、ご希望があれば再治療を行ないます。
- 骨の成長途中であるお子さま(おおよそ18歳未満の方)、妊娠中の方は治療が受けられません。